内容を知らなかった 『1999年の夏休み』

「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の公開時期と近かったので、雑誌「ニュータイプ」に紹介記事が掲載されていました


1999年の夏休み


1999年の夏休み [DVD] - 宮島依里
1999年の夏休み [DVD] - 宮島依里

あらすじくらいしか書いていなかったので・・・・
「死んだ人にそっくりな人があらわれる青春物」くらいに思っていました


萩尾望都さんの漫画『トーマの心臓』を元とすることを知ったのは・・・・実は最近です
正式な原作扱いでは無いそうですが


萩尾望都さんの漫画は、少女漫画がメインではありますが、内容の深い物が多いですからね
「11人いる」は映画にもなっていますが密室ミステリーであったり感染症によるパニック要素であったりと、読み応えのある内容です
この映画の題材となった「トーマの心臓」も、今でも話題に上がることがある名作であり「舞台劇」では1996年から2022年まで10回の公演を重ねるほどです

内容に関しては「少女漫画らしさ」があるので男性には「受けが悪い」と思います


では、こちらの映画の方は?というと・・・
ガメラシリーズの監督を務めた金子修介さんが監督を務めました
人の心情を表現するのに定評がある監督だけあって、作品独特の雰囲気があります
全キャラ女性が演じているので・・・男性から見ても問題は無いんじゃないかな・・・となります
・・・女性が女性の学生服を着ていて「男性を演じている」ので、そういう意味では違和感バリバリですけどね
主演を演じる宮島依里 さんなのですが、現在でも声優を担当されており、映画でもそのまま声をあてています
ですが、他の方達では深津絵里 さん以外は別の方が声をあてるという、かわった手法がとられており、(新人俳優だからかな)なぜか一人だけ佐々木望 さんという男性が声をあてるというさらに違和感

この違和感を含めて、独特の雰囲気がある魅力的な作品ができあがっています
あらすじだけ見ると「芸術作品の要素」が非常に強そうに感じますが、「愛」をテーマにした見やすい内容なんじゃないのかな
という魅力のある作品なので、こちらはこちらで2020年に「舞台化」となりました


「トーマの心臓」は、「悲しみの天使」という映画が元の題材となっているそうです(萩尾望都さんはバッドエンドが嫌だったそうです)
こちらも映画好きな方には知られている作品だそうです

寄宿舎~悲しみの天使~HDリマスター版(字幕版) - ジャン・ドラノワ
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